鍾秀館
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鍾秀館「財団文化財の公開」
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  天下一統への軌跡  
1.織田信長朱印状 祭主宛
織田信長朱印状祭主宛 原本
織田信長朱印状祭主宛 翻訳
伊勢神宮の祭主家を代々世襲した藤波家に伝来した「藤波文書」中の一通。
祭主家は大神宮司の上にあって、社務を統括したが、伊勢国に居住している時期と、京都に住居している時期があった。
この文書が出された時期は、京都に居たと考えられる。

本書は、織田信長(1534〜82)が祭主藤波家に与えた朱印状で、天正3年(1575)11月7日付けである。
山城国松崎三渕(現在の京都市左京区松ケ崎の内)で10石の土地を新たな領地を与えている。信長の伊勢信仰の一端を表すものであろう。
2.豊臣秀吉朱印状祭主宛
豊臣秀吉朱印状祭主宛 原本
豊臣秀吉朱印状祭主宛 翻訳
朝鮮出兵のため、肥前名護屋に在陣中の秀吉に対して、祈祷札や進物の菓子を贈った藤波家に対して、秀吉(1537−98)が礼を述べた朱印状。
年号はないが、「卯月2日」の日付や、秀吉の行動から文禄2年(1593)の文書と推定できる。
同文書には、このほかにも、六角義賢・織田信雄・蒲生賦秀(ますひで、氏郷)からの文書が伝来しており、伊勢神宮の経営のため、藤波家が積極的に戦国武将と友好関係を保とうしていたことが伺われる。
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