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鍾秀館「財団文化財の公開」
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近江商人と長浜商人
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  戦国の近江を彩る武将たち  
1.浅井長政像(あざい ながまさ ぞう)
北近江の戦国大名・浅井氏三代の最後の当主となった長政(1545〜73)の画像で、紙本に描かれ掛軸装されている。像主の特定は表背の墨書によるが、そこには「南部家蔵」の朱文方印が押されており、浅井郡青名(湖北町青名)在住の郷土史家・南部晋(1852〜1914)の旧蔵資料であることが分かる。また、表背の題箋によれば、画家は長浜の町絵師・山縣岐鳳の弟子で、大光寺村(現在の湖北町大光寺)の専照寺の僧・吐鳳であるとされる。
浅井長政像としては、高野山持明院本(長政17回忌の成立、重要文化財)や旧徳勝寺本(長政1周忌の成立、滋賀県指定文化財)が著名であるが、本図は持明院本を参考にしつつも、直垂(ひたたれ、上着)の色や頬が膨らんだ容貌など、独自の特徴をもっている。成立年代は江戸後期であるが、模写が繰り返された長政像の1点として貴重な作例である。

【江戸時代(中期) 縦104.7cm×横38.3cm】
浅井長政像
浅井長政像表具裏書(下郷)
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