東京大学出版会 昭和2年版「大久保利通公文書2」#179
大久保一蔵建白 岩倉具視副書 明治元年正月23日
写本 縦17.2cm×横133.7cm。
「大阪(浪華)遷都建言書」は、明治新政権の立役者である大久保利通によって具体的な国家制が示された有名な資料である。これが岩倉公を通じて示された頃は、未だ戊辰戦争の帰趨が定まらぬ時期であったが、大久保は、大阪への遷都を決行し、旧態依然とした政治体制を一新することで、諸外国とも対等に渡り含える新しい国家像を描いて見せたのである。
東京大学出版会 昭和2年版「大久保利通公文書2」#154
慶応3年12月8日 岩倉入道(具視)公あて 岩下佐次右衛門(方平)・西郷吉之助(隆盛)・大久保一蔵(利通)連名
写本 縦15.6cm×横210.0cm
慶應3年10月、徳川慶喜によって大政奉還がおこなわれ徳川幕府が政権を朝廷に返上した。しかし江戸城とこれを取り巻く武家政権の本体は、依然健在であった。
維新政権はこれを排除しかつ新しい政治体制を打ち立てる必要があった。
展示品のひとつ「大久保一蔵ら3名の王政復古の建言書」は、王政復古の大号令がなされる一日前の日付を持つ興味深い資料である。岩倉具視に具申されたこの文書は、志士達が岩倉公を動かして.朝廷に決起を促したものである。
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